JBCが発行している「BOXING広報」より、主な記事を抜粋しました。

<2001年12月号>bT37より
☆WBC第39回年次総会報告
・WBC第39回年次総会が12月2日から7日まで、タイ国パタヤで開催された。
・次期総会の開催地が東京に決定した。
・本田明彦・帝拳ジム会長が、アジア地区のボクシング発展に貢献した功績を称え、WBCとABCOから表彰された。
*主な協議事項
・スーパー・フライ級チャンピオン、徳山昌守選手(金沢)の次期防衛戦について、同級5位、柳光和博選手(ワタナベ)との試合を承認した。
徳山選手の次期防衛戦については、9月に対戦した同級1位、ジェリー・ペニャロサ(フィリピン)側から、レフェリーがルールに定められたバッティング・ルールを適用せず減点しなかったことを理由にWBCに対し再戦を要求したが、JBCは結果は尊重されるべきものであり、切り離して考えるべきと主張、結果JBC側の主張が認められ、WBCは柳光戦を承認するとともに、5月に徳山陣営が計画している北朝鮮の平壌での試合も承認された。
・リング事故が多発しているインドネシアに対し、WBCの試合を認めないことを決定した。WBCはインドネシア政府に対し、インドネシア・ボクシング・コミッション(IBC)とインドネシア・ボクシング協会(IBA)、スポーツ省内の”BOPOPI”というボクシング管理組織の一本化の協力要請書を送ることになった。
*指名試合関係
・ヘビー級タイトルマッチの入札が行われた場合、配分率についてチャンピオンのレノックス・ルイス(イギリス)側から、ルール通りチャンピオン75%、挑戦者25%と訴えがあることが取り上げられた。
・1月以来試合を行っていないスーパー・バンタム級チャンピオン、ウィリー・ホーリン(アメリカ)に対し、指名試合の勧告(註:15日以内に回答を求めるとした。結局1位のイスラエル・バスケス(メキシコ)側が、ホーリンと3位の佐藤修選手の試合を認め、指名試合は、ホーリンvs佐藤戦後に行われることとなった。)
・ライト・フライ級の王座統一戦について、暫定チャンピオンのホルヘ・アルセ(メキシコ)が、チャンピオンの崔堯三(韓国)が統一戦の前に選択試合を行うことに同意した。
(註:崔はその後は、山口真吾との試合が決まる)
*ルール改正
・プロモーター・ライセンスについて従来の第1試合3,000ドル・第2試合に2,000ドルを加えるから年間5,000ドル(2月末日を経過7,500ドルとする。)に変更。
・ボクサーの承認料(Sanction Fee)
ファイトマネー500ドルまで:3%
ファイトマネー500ドル〜100万ドルまで:2%
ファイトマネー100万ドル以上:1%
註:従来は一律ファイトマネーの3%
・チャンピオンが健康上または法的理由で防衛戦の履行が不可能の時、実行委員の多数決で「Imparied Champion(瑕疵あるチャンピオン=以下IM/C)とし、上位2者でチャンピオン決定戦を行うものとする。1年以内にIM/Cが復帰できた場合は、現チャンピオンとIM/Cを実行委員の多数決で対戦させる。入札の場合の配分率は、現チャンピオン55%、IM/C45%とする。どちらかが対戦を拒否した場合、実行委員の3/4が承認した場合、対戦拒否をしなかった方をチャンピオンとする。
・チャンピオン及びWBCのランキング・ボクサーが、犯罪に関連して拘束をうけている場合、実行委員の多数決でタイトルを空位、ランキング・ボクサーはランキングから除外することとする。
・メディカル・ルールの改正

☆OPBF臨時会議報告
・討議決定事項
*オーストラリアの会長国としての任期は、2002年7月に終了となるが、協議の結果再任を決定した。新たな任期は2004年7月までの2年。
*OPBFタイトルマッチの承認料に、ボクサーのファイトマネーの1%を加える。(現行は、プロモーターの500ドルのみ)
*OPBFチャンピオンベルトのサンプルが、フィリピンとオーストラリアから提出された。原価はそれぞれ200ドル前後で、オーストラリアから出された案では、このベルトをプロモーター負担で取り寄せるとしているが、JBCはチャンピオン側の希望によって原価と諸経費を支払って取り寄せると案を考えている。
*OPBFタイトルマッチの予備計量(30日10%、7日前5%)を実施するものとする。(WBCルールと同様にする)
・その他報告事項
*ウクライナでの総会議事録の承認
*財務、チャンピオンシップ報告の承認
*7月に発生した日本におけるOPBFタイトルマッチでの替玉事件について
*JBCが2月に決定したフィリピン・ボクサーの日本での試合禁止処分の解除要請が出され、JBCはフィリピン側から対案を早期に求めることを伝えた。

☆訃報
・名子与市氏(キングスポーツジム前会長)
名子与市キングスポーツジム前会長は12月17日、心不全のため死去。88歳。名子氏は戦前から戦後にわたってキングスポーツジムの会長を務め、1972年〜76年まで東日本ボクシング協会の会長を務めた他、JBCの実行委員などを歴任した。

☆引退届(A級ボクサーのみ)
・山本ミツハル選手(新日本カスガ)は11月30日付で引退。

☆タイトルマッチ契約書
・2月24日:静岡
東洋・太平洋バンタム級タイトルマッチ
ジェス・マカ(フィリピン)対村越 裕昭(三津山)

☆移籍届(A級ボクサーのみ)
・ラクバ・シン選手(モンゴル)は12月1日付で横浜さくらジムに移籍。

☆プロテスト合格者
・東京地区12月4日実施・受験者31名,合格者16名(合格率51.0%)
・東京地区12月18日実施・受験者37名,合格者23名(合格率62.2%)
・中部地区12月1日実施・受験者26名,合格者20名(合格率76.9%)
・西部地区12月1日実施・受験者2名,合格者1名(合格率50.0%)
・西部地区12月9日実施・受験者6名,合格者3名(合格率50.0%)
・西部地区12月16日実施・受験者9名,合格者7名(合格率77.8%)

<2001年10〜11月号>bT36より
☆WBC2002年総会、東京ドームホテル開催決定
WBCの39回年次総会が、12月2日から7日までタイのパタヤで開催され、総会に出席した林有厚JBCコミッショナー(WBC名誉副会長)はWBCの要請にこたえて次期40回総会を東京に誘致する提案を行い、満場一致で決定した。日程は12月2日〜5日、東京ドームホテルを予定している。

☆OPBFウエルター級タイトルマッチ中止
11月25日、愛知県小牧市で行われる予定であった東洋・太平洋ウエルター級タイトルマッチが、挑戦者の渡辺博選手(天熊丸木)が23日、ロードワーク中に車と接触する事故に遭い、生命に別条はなかったものの、精査を受けることになったため、試合前日の24日、主催の天熊丸木ジムの丸木孝雄会長から試合中止が発表された。

☆タイトル返上届
WBA世界ミニマム級チャンピオン、新井田豊選手(横浜光)は、10月22日付けでタイトルを返上。
東洋・太平洋スーパー・バンタム級チャンピオン、佐藤修選手(協栄)は11月2日付けでタイトル返上。

☆移籍届(A級ボクサーのみ)
・尾高栄一選手(ヤマグチ)は9月26日付けでヤマグチ土浦ジム
・川島伸也選手(ヤマグチ土浦)は9月26日付けでヤマグチジム
・中野吉郎選手(協栄)は11月19日付けで沖ジム

☆リングネーム変更(A級ボクサーのみ)
・宇野直選手(岐阜ヨコゼキ)は10月29日付けで宇野スナオ

☆試合役員会議(11月9日/東京地区)
[協議事項]
*最近の試合検証
*試合ルールの徹底・再確認
*KO/TKOの呼称徹底
『カウントアウト,スリー・ノックダウン,完全に昏倒したボクサー(カウント中止)のケースはKO,それ以外(レフェリー・ストップ)はTKOとする』
*採点基準(ドロー,極端な採点不一致の是正)
*反則打:ダウンしたボクサーに対する加撃とレフェリーの処置
*レフェリーの処置に対する抗議に関連して
『ルールの規定に反する抗議や審判に対するアンフェアーな行為について、JBCに厳しい対処を要請する』
『審判団としても、自らのレフェリング並びにジャッジングについては、常に反省しベスト、公正を心がける。建設的な意見や批判に対しては、謙虚に傾聴して万全な試合運営を期す。』

☆告示
・JBC試合ルール・ブック2001(改訂版)完成
1)頒布価格:1部¥1,050(消費税を含む)
2)郵送の場合:1部¥1,260(消費税・送料込み)を添えてJBC宛て
(〒161-8575東京都文京区後楽1−3−61)に申し込む。
註:2002年度から、ライセンスの交付を申請する新人ボクサーは、JBCルールを熟知するため必携とする方針。)

・JBC発行月刊「ボクシング広報」を新たに、または継続購読の希望者は、年間購読料¥4,000(送料込み・前納)を添えてJBC宛に申し込む。

☆プロテスト合格者
・東京地区11月7日実施・受験者37名,合格者26名(合格率70.2%)
・東京地区11月15日実施・受験者35名,合格者19名(合格率54.2%)
・東京地区11月29日実施・受験者38名,合格者21名(合格率55.2%)
・関西地区11月5日実施・受験者69名,合格者29名(合格率42.0%)
・西部地区(鹿児島県川内市)10月27日実施・合格者5名
・西部地区(沖縄県)11月24日実施・合格者6名

<2001年9〜10月号>bT35より
☆新井田豊選手がWBAミニマム級タイトル返上
WBA世界ミニマム級チャンピオン、新井田豊選手(横浜光)は10月22日、関光徳・横浜光ジム会長とJBCを訪れ、タイトルの返上を申し入れ、JBCはタイトル返上の再考を求めたが、本人が意思は撤回しないと伝えたため、JBCは同日WBAに対しこの旨通告した。返上の理由は「一身上の理由」とされていたが、宮川和則・横浜光ジムオーナーが10月19日に記者団に語ったものによれば、「腰痛と気力の喪失」というものであった。

☆寺地永選手がOPBFライト・ヘビー級タイトル返上・引退
東洋・太平洋ライト・ヘビー級チャンピオン、寺地永選手(陽光アダチ)は10月22日、JBCに王座返上と引退届(10月17日付)を提出した。

☆WBA第80回年次総会報告
WBA(世界ボクシング協会)の第80回年次総会が、10月8日〜14日までタイのバンコクで開催された。
【決定・協議事項】(抜粋)
・任期満了に伴う役員改選
ヒルベルト・メンドサ会長(ベネズエラ)を再選。任期は2005年までの4年。WBA第二副会長の小島茂・JBC事務局長他現役員も再選された。
・次回総会の開催地
第81回(2002年)総会は、アメリカのワシントンDCに決定。
・アメリカで発生した同時多発テロに対するWBA声明を発表。
WBAは、9月11日にアメリカのニューヨークなどで起こった同時多発テロに対する非難声明と犠牲者に対する哀悼の声明を発表した。
・アメリカのプロボクシング改革法案(通称・モハメド・アリ法案)に関するアメリカ代表からの報告
・計量失格者に対する処分
JBCから提案されたタイトルマッチでの計量失格者に対する処分規定が決定。失格者からファイトマネーの35%を差し引き、これを25%をプロモーター、10%を対戦者に与えることとする。
・スーパー・チャンピオン制度について
*スーパー・チャンピオンは、21ヶ月以内にWBAで承認されたボクサーとの指名試合を行う。
*指名試合までの間は、WBAランカーまたは承認された機関のボクサーと防衛ができる。
・審判会議
*採点基準の討議。
*採点の10−8のケースについての討議。レフェリングにおけるマウスピース入れ替え、バッティングによる負傷の際のレフェリーの処置(レフェリーによるタイム停止〜処置など=アルマンド・ガルシア審判委員長の提案)を討議=未決定
*故意でないバッティングによる負傷で、傷のない方から1点減点をする判断について、傷の大小があることからレフェリーに判断を委ね、現行の「自動的に減点する」というルールの変更をJBCが提案した。=未決定
・選手権委員会・ランキング委員会
指名試合の決定と各階級のランキングを決定。

☆海外への試合役員派遣
・10月8日、フランスのパリで行われたWBA世界ライト級タイトルマッチのジャッジに、森田健審判部長(東京)。
・10月26日、タイのハットヤイで行われたWBC世界フライ級タイトルマッチのジャッジに、金谷武明審判員(東京)。

☆谷山春吉・守口東郷ジムオーナー死去
谷山春吉・守口東郷ジムオーナーが10月20日、肝臓ガンのため死去。67歳。

☆タイトル返上届
日本スーパー・ライト級チャンピオン、前田宏行選手(角海老宝石)は、10月2日付けでタイトルを返上。

☆引退届(A級ボクサーのみ)
・川端賢樹選手(姫路木下)は8月25日付けで引退。
・松倉義明選手(宮田)は9月13日付けで引退。

☆ジム所在地変更
・宇都宮小川ジム
新所在地:栃木県宇都宮市石井町1956−1

☆挑戦状提出
・日本フェザー級チャンピオン、洲鎌栄一選手(尼崎)に対して同級8位、北島桃太郎選手(福岡帝拳)より
・日本ミニマム級チャンピオン、鈴木誠選手(野口)に対して同級1位、小熊坂諭選手(新日本木村)より
・日本スーパー・バンタム級チャンピオン、渡辺純一選手(楠三好)に対して同級1位、千里馬哲虎選手(千里馬神戸)より

☆タイトルマッチ契約書提出
・12月4日:後楽園ホール
日本スーパー・ウエルター級タイトルマッチ
河合丈矢(オーキッドカワイ)対加山利治(ワタナベ)

☆移籍届(A級ボクサーのみ)
・山口圭司選手(新日本木村)は9月4日付けでタイコー小林ジム

☆プロテスト合格者
・東京地区9月20日実施・受験者36名,合格者17名(合格率47.2%)
・東京地区10月3日実施・受験者35名,合格者19名(合格率54.2%)
・東京地区10月26日実施・受験者37名,合格者22名(合格率59.4%)
・中部地区9月16日実施・合格者23名
・西部地区(福岡市)9月16日実施・合格者8名
・西部地区(福岡県直方市)9月23日実施・合格者9名
・西部地区(福岡県久留米市)10月21日実施・受験者15名,合格者14名(合格率92.8%)

<2001年8〜9月号>bT34より
☆フィリピン・コミッション(GAB)の人事
フィリピンのアロヨ大統領は、8月24日付けでフィリピン・コミッション(GAB)のチェアマンにエドゥアルド・ビラヌエバ氏、コミッショナーにアンヘル・バウチスタ氏を任命、1994年10月からGABのチェアマンを務めたドミナドール・セペタ氏は退任した。

☆暫定チャンピオン設置について
WBCは9月5日付けで、ライト・フライ級1位のホルヘ・アルセ(メキシコ)と2位のファニト・ルビリアル(フィリピン=または上位ランキング・ボクサー)で暫定王座決定戦を行うことを指示した。理由は、チャンピオンの崔堯三(韓国)側の都合で、契約済みの指名試合が再三延期されているためで、WBCでは昨年暫定チャンピオン廃止の方針を決めたが(正式決定には至らず)、12月にタイで開催されるWBC年次総会で、暫定チャンピオン制度の継続を提議することになった。

☆OPBFフェザー級王座決定戦について
パンサー・柳田選手(福岡帝拳)の王座返上に伴う王座決定戦は、9月30日に越本隆志選手(福間スポーツ)対トニー・ウィービー(オーストラリア)に決まっていたが、ウィービーが出場不可能となったため、OPBFはインドネシア同級1位、ドニー・スラチン(インドネシア)の出場を、OPBF加盟国の投票により承認、勝者には90日以内に1位(あるいはOPBFが適格者認めた選手)との対戦を義務付けた。

☆OPBFスーパー・ウエルター級王座決定戦について
竹地盛治選手(中外)の死去に伴い空位となった王座決定戦は、1位のナデル・ハムダン(オーストラリア)対2位の李大山(韓国)の間で行い、勝者にWBC世界同級11位、大東旭選手(大鵬)が、12月に挑戦することが決定した。

☆引退届(A級ボクサーのみ)
・五月女利晴選手(宮田)は7月12日付けで引退
・松倉義明選手(宮田)は9月14日付けで引退

☆挑戦状提出
・日本ウエルター級チャンピオン、永瀬輝男選手(ヨネクラ)に対して同級1位、竹中義則選手(尼崎亀谷)より
・日本ライト級チャンピオン、湯場忠志選手(都城レオ)に対して同級1位、木村登勇選手(横浜光)より
・日本スーパー・ライト級チャンピオン、前田宏行選手(角海老宝石)に対して同級4位、大嶋宏成選手(シャイアン長谷川)より
・日本フェザー級チャンピオン、洲鎌栄一選手(尼崎)に対して同級3位、奥田春彦選手(エディタウンゼント)より
・日本ミドル級チャンピオン、鈴木悟選手(八王子中屋)に対して同級3位、吉野弘幸選手(野口)より
・日本スーパー・フライ級チャンピオン、佐々木真吾選手(木更津グリーンベイ)に対して、同級2位、川嶋勝重選手(大橋)より

☆移籍届(A級ボクサーのみ)
・相原一隆選手(新日本木村)が7月24日付けでHS山上ジム

☆リングネーム変更(A級ボクサーのみ)
・東島智仁選手(久留米櫛間)は7月10日付けで東嶋闘燃人

☆プロテスト合格者
・東京地区9月5日実施・受験者34名,合格者20名(合格率58.8%)
・関西地区9月3日実施・受験者49名,合格者17名(合格率34.6%)
・北海道地区8月4日実施・合格者4名
・西部地区(福岡)合格者5名

<2001年7月号>bT33より
☆OPBF第39回総会
OPBF第39回年次総会が、6月21日〜6月24日までウクライナのキエフで開催された。
[参加国]
オーストラリア(会長国)、ウクライナ(開催国)、日本、フィリピン、韓国、インドネシア、フィジー、ニュージーランド、モンゴル
オブザーバー=旧ソ連各国代表
[協議・決定事項]
・ルール改正
1.第72条:ラウンドの中間(停止したラウンド)を含めて、すべてのラウンド採点される(テクニカル・デシジョンのケース)
2.第66条:最終ラウンドもゴングで救われない。
3.試合グローブはノーサミング・グローブとする
4.承認料の改定
OPBFタイトルマッチの承認料を、現行の試合毎500ドルに加え、ファイトマネーの1%をチャンピオン、挑戦者に納入させる。この案件は12月に開催 されるWBC総会の際、改めて協議することになった。
・WBCルールに準じた事前計量制度の導入を承認。
・ボクサー・パスポートの作成(WBCが実施中の制度で、一部の外国人選手は持参
している)について協議。
・次期総会はオーストラリアで開催。

☆JBC告示
=処分=
【1】JBCルール第9条に基づき下記の通り処分する。(7月18日付け)
1)ボクサー:大串 尋人(宮田)
ライセンスの無期限資格停止(無期限とは1年以上に及ぶものとする)
2)宮田 博行(宮田)=クラブ・オーナー
浜田 利之(宮田)=マネージャー
厳重戒告
理由:7月16日に行われた日本フライ級タイトルマッチの際、大串選手は抗議の為ボクサーとしてあるまじき行為があった。宮田会長と浜田マネージャーは、監督責任者の立場にあった。

【2】東洋・太平洋スーパー・ライト級タイトルマッチ(7月2日・広島市)におけ 替玉試合の処分(7月31日付け)
1)パンヤ・プラチャコーン(タイ)ライセンス資格の無期限停止
2)ジョー・小泉・マッチメーカー ライセンス3ヶ月間資格停止(8月1日〜10月31日)

【3】外国人ボクサー・随行者招請必要書類一覧
2001年8月1日より、外国人招請に関して下記書類の提出を義務付け
1.JBC保証書取得時
(1)戦績証明書
(2)パスポート写し
(3)契約書(所属コミッション確認印付のもの)
(4)プロモーター発行保証書、理由書
2.来日時
(1)ライセンス申請書(写真、申請書)
(2)パスポート写し(出入国欄を含む)
(3)所属国ライセンス写し
3.帰国後
(1)帰国報告書
(2)パスポートの写し(FAXもしくは郵送)

☆ボクシング医事講習会
7月18日後楽園ホールにて開催。
片山容一・日大板橋病院脳外科教授「事故防止と頭部外傷10か条の提言」
谷諭コミッションDR(慈恵医大)「視力矯正手術とボクシングにおける問題点」

☆河上穣二・京都拳闘会会長死去
河上穣二・京都拳闘会会長が7月22日、肝硬変のため死去。67歳。

☆元東洋・太平洋フェザー級チャンピオン、浅川誠二氏死去
元東洋・太平洋フェザー級チャンピオン、浅川誠二氏が7月30日、兵庫県三木市のつはら湖で遺体で発見された。33歳。

☆新ジム開設
ジム名称:MTボクシングスポーツジム
代表者:高城 正宏(元東洋・太平洋スーパー・フェザー級チャンピオン=帝拳)
所在地:神奈川県相模原市西橋本2−605−1
TEL:042−700−5088

☆ジム名称変更並びにクラブ・オーナー変更
榎本ジムは5月30日付けでスペースKジムに名称変更。
代表者は榎本月子から榎本勝之に変更

☆タイトル返上届
日本ミニマム級チャンピオン、新井田豊選手(横浜光)が6月28日付けでタイトルを返上

☆プロテスト合格者
・東京地区6月19日実施・受験者31名,合格者21名(合格率67.7%)
・東京地区6月28日実施・受験者1名,合格者1名(B級受験)
・東京地区7月10日実施・受験者37名,合格者21名(合格率56.7%)
・東京地区7月24日実施・受験者36名,合格者21名(合格率58.3%)
・関西地区7月9日実施・受験者72名,合格者31名(合格率43.0%)
・中部地区6月3日実施(名古屋)合格者14名
・中部地区6月10日実施(沼津)合格者4名
・西部地区6月17日実施(田川)合格者12名
・西部地区6月24日実施(鹿児島)合格者7名

☆JBC役員会議
8月1日より審判4人制全試合で実施する。(東京地区)

<2001年6月号>bT32より
☆JBCルール一部改正
JBC新ルールブック改訂版発行にあたり、国際ルールに準拠したルールに改正を行うことでJBCと日本プロボクシング協会で合意、以下の改正部分は、8月1日より発効する。

*第79条2項(追加)
試合を停止したラウンドも採点をする
テクニカル・デシジョン(TD)の場合。
(KO/TKOで試合を停止した場合は採点の必要なし)

*第80条ロ並び第84条1,2,4項
上記の場合「試合の前半(10回戦以上は4ラウンドまで)」は引き分け。
「試合の後半(10回戦以上は5ラウンド以降)」は採点で勝敗が
決められる
(注) 現在のルールでは、4〜10回戦まで試合の前半は引き分け、後半は採点によって勝敗が決められていたが、改正後は10回戦の試合では、5ラウンド開始のゴングが鳴るまでは引き分け、5ラウンド以降は採点で勝敗を決めることになり、停止したラウンドも採点されることになった。

*第82条9項
・被反則ボクサーの中休みは5分間以内(従来は3分間以内)

*第89条15項(追加)
・相手のベルトライン以下の危険性のあるダッキング

*第83条5項F(追加)
・「タイムアウト」試合を中断し、タイム停止を必要とする場合

*第24条
・空位となった場合、新チャンピオンの決定戦は3ヶ月以内にJBCの指名するも の(従来は2ヶ月以内)

*第3条
・ライセンス料(消費税を含む)

*第66条5項
ただし、新人は0.5とする(従来は0.6)

☆WBA総会日程決定
・第80回WBA総会
日時:10月8日〜10月14日
場所:タイ・バンコク「HOTEL PATHUMWAN PRINCESS」

☆新ジム開設
ジム名称:小熊ボクシングスポーツジム
代表者:小熊 正二(元WBC世界フライ級チャンピオン=新日本木村)
所在地:埼玉県川越市新富町2−1−15
TEL:0492−26−1770

☆ジム名称変更
ハッピーカドタジムは5月25日付でフォーラムスポーツジムに変更

☆タイトルマッチ契約書提出
・9月17日:大阪
日本ライト・フライ級タイトルマッチ
興梠 貴之(グリーンツダ)対横山 啓介(国分寺サイトー)
・8月16日:後楽園ホール
日本スーパー・フライ級タイトルマッチ
木谷 卓也(金子)対佐々木 真吾(木更津グリーンベイ)
・10月6日:後楽園ホール
日本スーパー・バンタム級タイトルマッチ
渡辺 純一(楠三好)対草間 智之(三迫)

☆海外への試合役員派遣
7月28日、韓国・済州島で行われるWBC世界ライト・フライ級タイトルマッチのジャッジに金谷武明審判員(東京)

☆プロテスト合格者
・東京地区5月16日実施・受験者33名,合格者18名(合格率54.5%)
・東京地区6月6日実施・受験者35名,合格者23名(合格率65.7%)

<2001年4月号>bT31より
☆JBC定例理事会・実行委員会
5月7日:東京・後楽園飯店
・2000年度事業報告並びに収支決算報告
・藤井和氏(鰹シ戸公産社長・前実行委員)が新理事に就任
・近藤英一氏(報知新聞記者)・輪島功一・東日本ボクシング協会会長・辻本章次・ 西日本ボクシング協会会長が新実行委員に就任
・JBC試合ルールの改編・一部改正についての趣旨説明

☆JBC告示
山本末広・中外ジム会長を6ヶ月間セコンド活動禁止処分(5月14日付け)
理由:5月13日、坂出市における4回戦の試合の際、JBCルール第69条5項に違反する行為により
(注)第69条5項
試合中セコンドがリングに入った場合は、そのボクサーは失格となり、そのセコンドは直ちに退場され、ライセンスは自動的に取り消される。この場合でもレフェリーは試合継続を命じることもある。

☆挑戦状提出
・日本フライ級チャンピオン、坂田健史選手(協栄)に対して同級4位、内藤大助選手(宮田)より
・東洋・太平洋スーパー・バンタム級チャンピオン、佐藤修選手(協栄)に対してWBC世界同級15位、福島学選手(JBスポーツ)より
・日本ミドル級チャンピオン、鈴木悟選手(八王子中屋)に対して同級8位、坂口雄教選手(森岡)より

☆タイトルマッチ契約書提出
・6月11日:後楽園ホール
日本スーパー・ウエルター級タイトルマッチ
吉野 弘幸(野口)対河合 丈矢(オーキッドカワイ)

☆OPBF/WBC総会日程決定
・第39回OPBF総会
日時:6月21日(到着)〜6月24日(解散)
場所:ウクライナ共和国キエフ市「スポーツホテル」
・第39回WBC総会
日時:12月2日(到着)〜12月8日(解散)
場所:タイ・パタヤ市

☆プロテスト合格者
・東京地区4月24日実施・受験者37名,合格者25名(合格率67.5%)
・東京地区4月27日実施・B級受験者1名,合格者1名
・東京地区5月8日実施・受験者36名,合格者19名(合格率52.7%)
・東京地区5月15日実施・B級受験者1名,合格者1名
・関西地区4月15日実施・受験者59名・合格者23名(合格率38.9%)
・西部地区4月8日実施・合格者3名
・西部地区4月13日実施・合格者1名
・西部地区4月15日実施・合格者5名
・西部地区4月22日実施・合格者1名
・西部地区5月13日実施・合格者12名
・中部地区4月30日実施・合格者3名

<2001年3月号>bT30より
☆東日本ボクシング協会役員・理事(敬称略)
会長:輪島 功一
副会長兼事務局長:高橋 美徳
プロモーター委員会委員長:渡辺 均
新人王運営委員会委員長:花形 進
健康管理委員会委員長:金平 桂一郎
理事:長嶋 清
理事:大橋 秀行
理事:鈴木 真吾
理事:金子 健太郎
理事:上滝 光文
理事:具志堅 用高
理事:小林 弘
理事:野口 勝
理事:中屋 廣隆
理事:宮田 博行
理事:高橋 直人
理事:開 行憲

☆挑戦状提出
・日本スーパー・バンタム級チャンピオン、渡辺純一選手(楠三好)に対して同級1位、千里馬哲虎選手(千里馬神戸)より

☆タイトルマッチ契約書提出
・6月9日:福岡
東洋・太平洋フェザー級タイトルマッチ
パンサー・柳田(福岡帝拳)対メメス・サプトラ(インドネシア)
・6月12日:後楽園ホール
東洋・太平洋ミドル級タイトルマッチ
ケビン・パーマー(金子)対宋 鎮烈(韓国)

☆移籍届(A級ボクサーのみ)
・川原慎二選手(アポロ)が3月1日付けで鍵本エディジムへ

☆リングネーム変更届(A級ボクサーのみ)
・和田剛選手(国際)が1月10日付けでトルネード・剛
・島和洋選手(森岡)が2月10日付けで島一斗
・アンドレイ・文太選手(ヨネクラ)が3月4日付けでリオビン・アンドレイ

☆プロテスト合格者
・東京地区3月14日実施・受験者35名,合格者22名(合格率62.8%)
・東京地区3月28日実施・受験者33名,合格者25名(合格率75.7%)
・東京地区4月10日実施・受験者35名,合格者17名(合格率48.5%)
・北海道地区3月23日実施・合格者4名
・中部地区3月25日実施・合格者17名
・西部地区3月17日実施・合格者1名
・西部地区3月18日実施・合格者10名
・西部地区3月24日実施・合格者3名

<2001年2月号>bT29より
☆JBC告示
[1]フィリピンボクサーの日本での試合について(2月16日付け)
フィリピンボクサーの招請にたいして、OPBF(東洋・太平洋)もしくは世界のタイトルマッチを除き、ノンタイトルマッチの試合にたいしては、フィリピン ボクサーの招請にたいするJBCの保証書は発給しない。すなわち招請は認めない。
ただし、すでに成された契約を失効させるものではないが、当該関係者に違反行為のないよう善処を求める

[2]下記の者を無期限の試合出場停止処分とする(JBCルール第9条)
*2月16日付け
・フランセス・タパン(フィリピン)=2月13日失踪
・ヘンリー・カヌト(フィリピン)=2月15日失踪
*2月26日付け
・ジョナス・ダヨ(フィリピン)=2月25日失踪

☆訃報
三原 朝雄氏=元JBC諮問委員,元衆議院議員
3月7日、多臓器不全のため死去。91歳。

☆原田政彦・日本プロボクシング協会会長再任
・日本プロボクシング協会は2月27日、年次総会を開き、任期満了となる原田政彦会長の再任と東日本ボクシング協会の輪島功一会長の留任を決定した。原田会長は、5期目で、任期は3年。
・西日本ボクシング協会は2月22日、年次総会を開き、辻本章次会長(江坂ジム会長)の新任を決定した。

☆挑戦状提出
・日本スーパー・バンタム級チャンピオン、渡辺純一選手(楠三好)に対して同級 6位、富本慶久選手(国分寺サイトー)より

☆ジム住所変更
・シャイアン長谷川ジム
*新住所:千葉県八街市八街ほ667−9

☆ジム名称変更
・広島ボクシングジムが広島竹原ジムに(1月1日付け)
・MI花形ボクシングジムが花形ボクシングジムに(2月9日付け)

☆移籍届(A級ボクサーのみ)
・阪東竜選手(ハッピー・カドタ)が1月10日付けで三迫ジムへ
・スコーピオン・盛川選手(十番TY)が2月2日付けで古口ジムへ
・大嶋宏成選手(輪島)が3月1日付けでシャイアン長谷川ジムへ

☆プロテスト合格者
・関西地区2月5日実施・受験者74名,合格者32名(合格率43.2%)
・東京地区2月13日実施・受験者37名,合格者24名(合格率64.8%)
・東京地区2月27日実施・受験者37名,合格者22名(合格率59.4%)
・西部地区3月11日実施・合格者8名